国際シンポジウム「ジェノサイド研究と平和構築」

国際シンポジウム「ジェノサイド研究と平和構築」

日時   2008 年 1月 12 日(土)10:30-18:00
場所   東京大学・駒場キャンパス 18 号館ホール
      参加費無料 日英同時通訳つき

セッション1  カンボジア・ジェノサイドを再考する 
セッション2  脱ジェノサイド社会をめざして−ジェノサイド研究からの提言 
セッション3  総括討論

主催:日本学術振興会
「人文・社会科学振興プロジェクト研究事業」領域U「平和構築」3グループ
「地域研究による『人間の安全保障学』の構築」、「ジェノサイド研究の展開」、「アメリカ研究の再編」
共催:東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター (DESK)
後援:国際研究型大学連合(IARU)・東大WG、平和構築研究会

日本平和学会・分科会のお知らせ

CGSは2007年度日本平和学会秋季研究大会で下記のような研究報告を行いました。
詳細は追ってお知らせいたします。

テーマ 日韓ジェノサイド研究の動向と課題
日時  2007年11月10日(土)
会場  韓国・済州大学

司会  福永美和子(日本学術振興会特別研究員)
報告  金東椿(聖公会大学)
討論  石田勇治(東京大学)

これまでの催し(最新の4件表示)

サイエンスカフェ「アウシュヴィッツが投げかける問い−21世紀はこれにどう答えるのか」(2007年11月17日)
ワークショップ「新作映画『ヒトラーの贋札』−アウシュヴィッツの生き証人A.ブルガー氏の体験を聞く」(2007年11月5日)
国際シンポジウム「映画会議 サブラー・シャティーラーのキャンプ虐殺から25年−加害者による証言映像をめぐって」(2007年9月24日)
日本平和学会・分科会「ジェノサイド研究」開設(2006年11月11日)

*過去の催し一覧は、こちらからご覧いただけます。(シンポジウムワークショップ関連行事

「ジェノサイド研究の展開」プロジェクト


ヴァンゼー会議記念館国際連合が「ジェノサイド条約(集団殺害罪の防止および処罰に関する条約)」を採択してすでに半世紀余り、旧ユーゴスラヴィアなど冷戦後の世界各地で繰り返される大量殺戮の現実は、人類がいまだジェノサイドから自由でないことを示しています。
 
ジェノサイドはいかなる政治体制と国際環境の下で生起し、どのような社会的、文化的メカニズムを生み出すのでしょうか。また人類は、ジェノサイドを予防するためにどのような手だてを講じればよいのでしょうか。

2002 年に国際刑事裁判所( ICC 、日本未署名)が設立されたことを受けて、今日、この分野での日本の貢献が国際社会から強く求められています。 本研究は、わが国における本格的なジェノサイド研究の基礎作業として、主に20世紀に生起した、集団の根絶を意図するさまざまなタイプのジェノサイドを取り上げ、その比較分析を通してジェノサイドの発生要因とメカニズムを究明しようとするものです。